ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

尾田伊生展初日

4月6日(金)今日から尾田伊生展が始まりました。
題して、「木の家具 尾田伊生」。
7年前、初めての個展の時は「尾田伊生の家具」でした。
このタイトルを気に入ってくれて、それ以後何回かの個展でこのタイトルを使ってくれていました。
家具作家の尾田さんには、そのものずばりのシンプルなタイトルが似合います。
尾田さんの家具たちです。
この1か月で作り上げた、出来たてのスツールやテーブル。
漆、オイル、ソープ(石鹸)仕上げのナチュラルな風合いが何ともいえない魅力です。
木と向かい合ってから生まれ出てくる形。
ギャラリーの扉を開けるとこんな感じです。

後ろに並んだ様々な表情のスツールたち。
人気のベンチ、銀杏の木です。美しいだけではなくすわり心地満点です。
お客様にはここに座ってコーヒーを飲んでいただいています。
テーブルはタモ材、ベンチテーブルですから、腰掛けることもできるのです。
一枚板からできていて、足と天板の木目がすっきり繋がっています。
右の方にすっと立っているのが、尾田さん自慢のコート掛け、それらしくなくオブジェのようにと。
左端の箪笥の上の花入れは栃、「端材がもったいなくて仕上げた」という、ガラスコートで水漏れなしの優れもの。
庭の水仙を活けてみました。

二階展示室です。中央の栃のテーブル、初日の午前中で売れてしまいました。
この写真が貴重な一枚になりました。
表面を鑿で削り出した風合い豊かな、そのまま床の間になってしまう存在感。

二階の窓際、漆を塗ったへぎ板台が並びます。
花台になったり、お寿司やオードブルの器になったり、姫小松材です。
一日中尾田さんとの木の話は尽きません。
ファンの方が訪ねてくださいます。
尾田さんの木に向かう情熱は、改めてですが凄いものだと強く感じました。
初日が終わり、展示を少し変えて明日に臨みます。
第二報をお楽しみに・・・。

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