私たちにできること
2011年9月27日
山代温泉の絵付け体験工房COCOです。
ここの体験工房では、九谷焼色絵作家のの池島直人さん夫妻が
丁寧に指導をしてくれます。
去年10月にオープンしたばかりですが、リピーターもある山代温泉の人気スポットです。
ここでも「東北の作家たち」展が開かれました。
庄司人志さん、三輪田窯の亀山さん、関口憲孝さん、ガラスの菊田佳代さん
若手のフレッシュなものが飾られています。
明日一杯で終わりそれ以後は池島さんセレクトのものが
「東北の作家コーナー」として常設される予定です。
ここで人気だった三輪田窯の亀山さんの鉢を紹介します。
濃いブルーに見込みは白い釉、そこに貫入のような線が中央から三筋・・・
ともかく棚に並ぶとすぐに売れてしまう、今回一番の人気でした。
形と釉薬の美しさ、不思議さ、そしてどうして?という値段の安さです。
しっかりと焼しめられたこの器は、日常の中で大事に使われていくに違いありません。
それにしてもお求め下さった方の多くが
これでお茶をいただきます、とおっしゃっておいででした。
なくなってしまう前に最後の2枚をカメラに収めました。
同じテイストのご飯碗と一緒に・・・。
そしてこれは田代里美さんの白磁の鉢です。
かなり大きなものです。径40センチ近いものです。
女性がどうやってこれだけの大きさのものを扱ったのかしらと
信じられない思いです。
焼く前はこの大きさの2割増しです。大きさも重さも・・・
柔らかな白い肌、この器に惹かれて会期中5回も見に来られた方もいました。
ギャラリー萩ではこの1点のみの展示でしたが
アローレさんには日常の小物もあって人気でした。
9月30日まで展示中です。
いいものとの出会い、それが人生を豊かにしてくれます。
震災から復興するその時まで、東北の作家さんたちのご苦労は続きます。
こんな時だけではなく、モノを作りそれを売って生きていくことは
生半端なことではできないことです。
物を買って支えていくことが、私たちにできる最大の応援だと
しみじみ思った10日間でした。
10月1日からいよいよ第2期展が始まります。
橋立町加佐ノ岬倶楽部と、山代温泉白銀屋ロビーです。
どうぞお越しください・・・。