ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

河村寿昌さんの、木の本が出来ました!!

昨日遊びに来てくれた福井県大野市の木工家の小島尚さんから、チラッと見せて貰いました。こんな本初めてです。ドキドキするほど素敵な本にまとまっています。今ま でにない樹種紹介の辞典です。詳しくは出版社のホームページを。山中町の轆轤挽き物研修所を卒業以来、黙々と木を削り、たくさんの小箱を作り続けてきた河村さんの仕事がなければ、生まれることはありませんでした。私のことのように嬉しい です。良かった・・・ほんとうに。河村さん、おめでとう!!

原色 木材加工面がわかる樹種事典

 

「原色 木材加工面がわかる樹種事典」

ISBN: 978-4-416-61426-6
著者名: 河村 寿昌、西川 栄明
発売日: 2014-05-12
書名(かな): ゲンショク モクザイカコウメンガワカルジュシュジテン
判型: A5
ページ数: 256
定価:本体 2,600 円+税

235種の木材を写真と共に紹介する、木材樹種事典の決定版。
木材見本写真は、木工家・河村寿昌が木工ロクロで挽いて作った小箱を使用。樹種ごとに特徴などをわかりやすく解説。

1)木材見本の写真は加工曲面
小箱の曲面に現れた木肌や杢が鮮明に見える写真を掲載(従来の樹種事典では、平板の写真が掲載)。加工前の木地を含めて1樹種につき4カットを基本とする。
2)樹種ごとに、硬さなどを体験に基づきながら紹介
硬さ(1~10までランク付け)、加工のしやすさ、木目、色、匂いなどの特徴を樹種ごとにわかりやすく説明。250種以上の木材をロクロ加工してきた木工 家・河村寿昌の体験に基づきながら、木材業者や研究者などの感想や研究成果を加味して記述した。木材の使い手(木工関係者、インテリア関係者、木材業者な ど)にとって、有益な情報が満載。例えば、「逆目を感じず加工しやすい。ロクロ加工では、繊維の影響を受けずサラサラと挽ける。油分なくペーパーが効き、 仕上げ後に粗が目立たない」など。
3)特に色と匂いは、具体的なイメージが湧く表現で
色と匂いについては、できるだけイメージしやすい表現を心掛けた。例えば、「エスプレッソコーヒーのような黒」、「しっとりしたバナナのような黄色」、「杏仁豆腐やサクランボのような匂い」など。
4)正しい木材名、最新の学名と科名を掲載
木材業界や既刊の事典では、木材名が植物学上の呼称と市場通称名などが入り混じって使われ、混乱していることがある。本書では、できるだけ整理して、学名と共に正しく記載することに努めた。木の学名や科名は、DNA解析による最新のAPG体系に基づいて掲載。
5)木材の入手可能場所を掲載
ほとんど流通していない木材や希少な木材などについて、入手可能な木材業者を掲載。
6)掲載樹種は約230
国産材約115、外国産材約115の合計230数種を掲載。世界で最も重くて硬い木と思われるデザートアイアンウッドやモンゾから最も軽い木であるバルサまで、特徴のある木や有用材を多数紹介。国産材では、沖縄産材やあまり知られていない木も積極的に掲載。
7)小箱の作品集としての楽しみ
事典としてだけではなく、色や木目の異なる約230種の小箱の作品集としても楽しめる。

是非皆様もお手にとって読んでくださいね。

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