2025年を迎えました。
2025年1月13日
雪国ですが、幸いまだ本格的に雪が降っていません。昨日は早朝から大きな雷がやってきました。雪起こし、鰤起こしという呼び名も持つ北陸特有の雷です。山手のある孫たちの保育園では、スキーウエアに身を固めて子供たちが雪遊びに興じているらしく、真っ赤なほっぺが愛らしいこと。我が家は野原の真ん中ですから雪が積もれば好きなだけ遊べます。ちょっと前までは次女の3人の子供たちが(都会のマンション暮らし)冬の休みには大騒ぎして遊んでいたものです。まっさらな雪の上にパタッと倒れて、人型を作ったり、気付くと雪玉を投げ合って、最後は大きくもあり小さくもある雪だるまがぽつんと残っている、そんな情景が蘇ります。加賀九谷焼美術館の初代館長で作家の高田宏先生の言葉「雪恋い」ではないけれど、私の心の中にもそれがあって、ずっと雪を待っているようなそんな気分が暮れごろからずっと続いています。現実問題としては、一人暮らしの高齢者の住まいです。雪かきをどうするのかが、一番の問題です。果たして雪道を安全に運転できるのか、も切実な問題でもあり、「雪恋い」などと甘いことは言っておれません。でも、すっぽりと雪に覆われてみたい、の願望は根強いもので、そうなったら何もせず家でじっと過ごすことに致します。暖かな部屋から雪に埋もれた庭を眺めながら、じっとしていましょう。ジャガイモやリンゴ、ミカンは箱で十分な量が残っているし、冷凍庫には作り貯めたおかずが出番を待っている。当分は飢え死にはしない。実に贅沢な「雪恋い」ではありませんか。エアコンに床暖、薪ストーブはないけれど、高齢者の身にはありがたい限りです。
昨年は急な身体不調でご迷惑をおかけしました。身体都合でギャラリーをお休みしたのは初めてのことでした。が、そのおかげで何十年も顧みることのなかった自分の身体の一部を覗き見ることもできたいい機会でした。まるで白子の中にいるような、が腸カメラの映像をリアルタイムで目にした実感でした。小さなポリープを2個、2センチほどの長さのポリープが1個切り取られました。手際のいい二人の検査技師さんたちのお陰で痛みもなく会話も気持ちよく終了です。二人とも女性であったことが以外でもあり、でも非常に嬉しく安心したものでした。この検査に至るまでの、腸の整えも含め、精神的な重さがしんどかったこともあって何とも気持ちいい解放感に満たされました。自分自身で自分の大腸が美しく健康であったと確信できたことが何より嬉しいことでした。11月半ばから12月の検査日まで4キロも体重が減ったのです。その後胃カメラ、そして偶然見つかった尿管結石の砕石手術が控えていましたが幸先のいいスタートでした。書き出せばきりがないのですが、病院、医療機関との関係は難しく夫のことを思うと憤懣に満ちる私でもあります。今回は現場の看護師さん、医師、技師の方々の腕と人柄とに全く不足なく気持ちよく臨めたことは幸せでした。
いくつもの検査の結果、幸い良性でした。血液検査も異常はなく一応健康であると自分自身でも納得できました。有り難いことです。健康診断も長いこと受けず、予防注射なるものも好きではなく殆ど打ったことはありません。たまたま身体に異常を感じて受診した結果、本格的な検査をする必要があるとのことで大病院での胃カメラ・大腸カメラ検査になりました。その過程で偶然に腎臓に結石が見つかって(痛みや血尿など自覚症状がなかったので)体外衝撃波結石粉砕術なる最先端の施術を受けたのでしたが、残念なことに石は砕けずまだ私の体内に留まったままです。来週には泌尿器科に行かねばなりません。再手術をするかどうか、考えるところです。何かあるまで(痛みや血尿など)放っておくというのもありです。石が出てくるのを待ちながら。それ以外は今のところ健康体です。運動不足はまた30分の筋トレに通うつもりです。後はゆるゆると毎日の暮らしを大事に送ることを心がけましょう。仕事も、ギャラリーの仕事も見直してもう少し積極的に働こうと思っています。以前のように企画展をしたいと思い始めています。ギャラリー萩らしいもの、20年間のスタイルを再び出来ればと思います。少しずつ歩き出しましょう。私の身体は私のもの、心のありようも含め健康に前を向いて歩き始めましょう。これが、2025年の初心です。今年もよろしくお付き合いお願いいたします。