4月4日からギャラリー萩の春の部オープンです
2025年3月9日
ご無沙汰が続きました。
いつもより雪が少ない冬を喜んで過ごしていましたが、立春過ぎに思わぬ大雪に見舞われ、やはりここは北陸なのだと思い知らされています。
3月に入り本格的春の訪れを身近に感じています。小さな菜園は厳しい冬を耐え抜いて残ったものだけが、濃い緑の色で強い生命力をアピールしています。ツグミやヒヨドリたちがキャベツの葉、ブロッコリーの葉やカリフラワーの葉をきれいに齧り尽くしていて驚くばかりです。お隣さんから春に植え替えてねと頂いた折れ菜の苗も新だけを残して見事に食べられていました。でもそうやって雪の中を生き抜いてきた小さな命たちを健気に思いました。初めての一人暮らしの私も、どこか心細くもあったけれど、母屋の夕食を担って、毎夕あれこれと台所に立つことで暮らしに張りがありました。
この春から、ギャラリー萩ではランチを提供する予定です。お楽しみ焼き立てパン Lunch 献立を組み立てています。定食屋さんのイメージではなくやはりギャラリーのランチだとすれば創作パンだと思ったからです。前夜から準備してお昼に焼きあがるように段取りをすれば、私一人のワンオペでもなんとかなりそうだと思ったからです。
パン皿は10枚新調しました。山中漆器です。生地は栃の木で女性轆轤師の生地史子さん、塗りは研修所の講師でもある田中昌宏さん。パンが3種乗るギリギリの大きさで黒です。軽いし形もマットな色味もとってもいい。形から仕事に入る質の私にとって最大のエネルギー源になりました。いいパンを焼かねば、と心しています。
片山津温泉にあるホテルのオーナーさんから地元の工芸振興のためのイベントへの参加を求められ、意気に感じるところが大なので、お引き受けしてその開催が7月ということなので、果たして両立が可能かどうか、心もとない気もします。が、楽天的というかアバウトなのか走りだそうとしています。この春はきっと大忙しの予感です。
昨年の暮れ、本当に久しぶりに大病院での検査や手術などを経て、今のところ大丈夫、問題ありだけどなしという不可解な結果でもあるけど、ここ当分は元気でおれそうです。
夫との面会やその他を考えると週末だけの営業が精一杯ですが、開いているときは精一杯おもてなしを致しましょう。
4月4日からギャラリー萩の春の部オープンです。お越しをお待ちしています。