ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

首都圏大雪の中で

2月も終わりに近づきました。弥生3月を迎えますが、予想外の大雪に見舞われた首都圏での催事で、私もちょっと大雪被害を受けてしまいました。2月14日の大雪で首都圏が大打撃を受けているのはニュース等で知っているつもりでした。北陸に嫁いで40年近く、雪のことは大体知っているつもりでした。でもそれは北陸加賀での話、東京では違うのでした。17日朝の便で雨雲に覆われた灰色の空の小松を飛び立ちました。空の便は正常でした。離陸後15分、静かに富士山が姿を現し、羽田に着陸するまで美しい姿を見せてくれていました。 幸先良しすべて順調と思っていましたが・・・ 加賀から送った荷物が届いていないのでした。搬入作業が出来ず待つこと2日間、結局すべての荷物が届いたのは20日昼過ぎです。それでも何とか相模原伊勢丹「私のお気に入り」展開催です。物流が滞ったことの影響は殊の外大きく、私たちだけではなく、たくさんの人たちが大わらわの状況でした。高速道路の上で30時間も泊まっていた運転手さんたちもいたことを思うと、それでも荷物が届いたことに感動さえ覚えました。雪に閉じ込められていた反動でしょうか、お客様の入りは多いように感じました。お気に入り展も好評です。手作りのものの持つ暖かな魅力が溢れる会場のそこかしこで小さな歓声が上がっていました。お近くの方、ぜひ覗いてくださいね。

上京最後の夜、お台場ビックトップでシルクドゥソレイユの『オ-ヴォ』を観て来ました。巨大テント内の特設ステージ、オ-ヴォのためだけの舞台装置、音楽衣装全てがファンタスティックでしばし夢の中。人間の持つ可能性の凄さを実感します。ソチのオリンピックもその可能性の競争でしょう。出張の楽しみはこんなプラスアルファ―。もうひとつのお楽しみは、若い女性職人さんと(友禅と芝山細工という伝統工芸の)3人で両国から水上バスに乗って浜離宮まで行きました。徳川将軍のように海からお庭に入ります。快晴に恵まれた隅田川の旅でした。 素敵な女性職人さんたちと浜離宮。大都会の真ん中(端っこですが)の異空間でした。

昨年もブログにアップした品川の荏原神社の寒緋桜です。既に満開を過ぎた状態、鮮やか過ぎてちょっとではありますが、寒い時期に咲くからこその色かもしれません。そして帰宅した我が家の庭にフキノトウが。孫と一緒に摘んでその夜の天ぷらになりました。我が家が一番、遠出するたびに思います。

ご無沙汰をお詫びしながら・・・

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