この春の草花日記のようなもの
2014年5月12日
3週間ほど前、金沢のTさん宅。パワースポットとしても知られている五葉松の見事なこと。一年を通してきめ細やかなお手入れが欠かせないとのこと。屋上の庭、金沢の街中でのオアシス、Tさんの美意識は日々ここで育まれているのでしょう。彼女は茶箱作家、仕覆を仕立てるだけではなく、舞台装置も含めドラマを作り上げます。プラハ、という素敵な茶箱です。Sさんに案内いただいた御衣黄、薄緑色の美しい桜でした。21美のすぐそばに。
加賀市の「花展」で、左は会長Kさんの大作。松がメインの力強く男らしい生け花。右は大山れんげと柳、絶妙なバランス感覚です。
小松の大杉川沿いに素敵なお店が出来ました。さっそく出かけてきましたが、20年以上前、夫はここで初めてクマ肉を食べたと懐かしんでいました。以前は料理旅館でした。 大きな窓から渓流と森を眺めながら、お野菜メインのランチをいただきます。
身近な食べられる草や花たち。三谷地区公民館で、今年もNARISAWAシェフが来てくれました。
成澤由浩シェフと、薬学博士御影雅幸元金大教授の山野草の話。身の回りの自然の草花が実は体にとてもいいという話。三谷地区の山野草と一緒に「ひまわりのぴす」を使った鶏肉のソーセージの試食です。柔らかく炊いた豆との相性がよく、優しい味でした。もちろん成澤シェフの手作り。青山のお店でもきっと人気でしょう。ひまわりこそ近未来の健康とエコを守る優れものということで、この日子供たちは道沿いにひまわりの種を蒔きました。成澤さんのような方が世界的メジャーになったこと、凄いことです。
「雨に唄えば」という名のアジサイが母の日に届きました。鉢で楽しんだ後は玄関前に植え替える予定。そうして花のように咲いた(?)ハートのロゴたち。九谷の赤に染まって、ちょっと驚きの器ができました。
花々や草木で綴ったここ1か月の出来事です。16日から春のギャラリー「中村久一 穴窯展」が始まります。