ギャラリー萩のプライベート編
2018年10月30日
夫の見舞いに次女が3人の孫を連れて福岡からやって来ました。
いつもの老夫婦二人に、長女と二男の家族(妻と子)も加わって
大人6人、子供4人の合計10人の大世帯になってそれこそ3度の食事から大騒ぎです。
お見舞いなのか何なのか、余りの賑やかさに老夫婦はフラフラでしたが、そのエネルギーを浴びただけでも幸せといわねばなりません。
毎日こんな感じでコロコロと良く遊びました。
孫を得た幸せは表現のしようもありません。
この子らがいると思うだけで、温かな春の日差しに包まれてるような気分に満ちます。
自分の人生はこの子らに繋がっていると思うだけで、十二分に報われています。
ギャラリーで扱う器たちや絵画は、作家たちの子供の様なもの。
残せた人たちは幸せです。
作家ではない私が残せるものは何か、子供や孫達。そして彼らに託せる夢。
形はないけどしっかりとその実存を感じることのできる確かなものです。
福岡の一行が帰った後、残った二男の子。
中庭の秋の陽だまりの中で満面の笑み、これ以上望むものはありません。
夫が病を得て、私たちふたりの人生の最終点が見えたような気がしました。
ずっと先だったはずが、すぐそこに来ているかのような終末期です。
どのように生きて行けばいいのでしょうか。
じっくりと腰を落ち着けて、総決算に臨まねばならないと強く思います。
ふたりで始まった人生の最期を迎えねばなりません。
どちらが先になるかは誰にもわからないのですから
いい毎日を送りたい、それだけが望みです。
秋も深まりました。
もうすぐ11月、冬が近づきましたね。
薪ストーブの炎が揺らぎます。優しく柔らかに暖めてくれます。
だから冬も大好き・・・。
じっくりと春を待ちながら、大事に生きていきましょう。