ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

「純米酒やましろ」を呑む器 入賞者決まりました

う~ん、見えにくいですね。応募総数153点の中から選び抜かれた(本当にそういう実感でした)6点です。大賞が挽き物轆轤の山口唯奈さんの「みなも―波ー」でした。み・な・も は、皆も(み・な・も)一緒に、呑もうよ・・・のメッセ―ジでもあります。

審査委員長が21美の秋元雄史館長、それに木工の人間国宝川北良三先生と金沢学院大学の山崎達文教授が加わって、山代温泉商工振興会主催という南加賀の超ローカルな器コンペにもかかわらず、全国レベル並みの審査をいただけたのです。あれっ、今気付いたのですが入賞者6名中5名が女性でした!!木工2名、ガラス1名、焼き物3名とこう並んでいるとそれぞれがそれぞれを際立たせていて、それでいてそれぞれがきちんと際立っていて、いいものが選ばれたなという気がします。審査風景をちょっとご覧ください。

広い会議室一杯の作品達。第1次審査。            第2次審査。真剣な作業です。

最終段階。じっくりと詰めていきます。

大賞 山口唯奈 (県挽物轆轤技術研修所) 入賞 池島仁美 (山代温泉絵付け体験工房COCO・陶芸家)佐藤勇士(山中温泉mokume・轆轤師)大森康子(金沢市・ガラス作家)今村公恵(金沢市・陶芸家)金至児(かほく市・陶芸家)

入賞者は今から11月9日の表賞式まで入賞した器を一人50個ずつ制作します。その器を使って、表彰式当日、山代温泉湯の曲輪(ゆのがわ)で開かれる蟹祭り会場で賑やかにパーティが開かれます。私は今回この器コンペのお手伝いをすることで、山代温泉の有志の方々の熱い情熱と優しい心(若手作家を応援したい!!)に触れました。また秋元館長を中心にした審査過程の緊張感は忘れられません。エキサイティングでドラマティックな時間を過ごした1日は、心の中にずっと残ることでしょう。

入賞者の方々、子供を育てながらの作家も。

 

Scroll Up