ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

伊勢丹相模原店 「春の器便り 加賀の工芸女子会参上」

立春も過ぎましたが、簡単には春になってはくれないようです。姉からのメールに、「春は猛々しい気候と共にやってきますね。目まぐるしく天候と気温が変化しますね。」とありましたが、本当にそうです。5月の陽気になったと思うと一転、大雪に見舞われ・・・又真冬に戻ってしまいました。ヒートテックが離せません。

静かに降り積もった雪、洗濯物干しざおにも積もっています。中庭の雪景色です。表通りはこんな感じ、黄色のヴィッツが雪に埋まってます。除雪車がフル活動、大きな音を立てながら凄い勢いで雪を動かします。

表通りに出るまでは、私が雪かきをせねばなりません。実は苦手な仕事です。雪の少ない仙台の街で生まれ育ったので雪かきには慣れていません。まして北陸の湿った重たい雪は、簡単ではなく、ちょっと油断すると足腰に来ます。接骨院で治療を受けることになってしまいました。畑仕事もそうですが、都会育ちの身には体の構えが出来ていないのでしょう。一言でいえば、怠け者なのですが、それだけに勤勉な生活に憧れています。

さて来週の水曜日2月24日から伊勢丹相模原店5階で春の企画展が始まります。22日から出張です。多摩ニュータウンの姉夫婦のマンションに泊めていただきます。束の間の都会暮らし、を愉しみます。

道場八重さんのおひなさま陶箱です。うさぎの内裏様たちは小物を入れる陶箱でもあります。愛らしい表情は道場さんの得意とするところです。4人の子供を持つママ作家。おらかな造型に絵付け、九谷焼って楽しい~!と思っていただければ、この企画成功です。

北海道から九谷焼を学びにやってきた鈴木朋子さん。同じ九谷焼を学んでいる加賀の男性と結婚し頑張って「花詰」という特殊な技法での作品作りに励んでいます。昨年NHKBSのイッピンで紹介されました。細かな仕事ですが、デザインそのものも含め色の配置などきっと楽しくて仕方がないのだろうと思います。コツコツと積み上げていく仕事に喜びを見出している彼女の日々です。この仕事がどのような評価を得るのか、相模原伊勢丹初出展です。私までドキドキしています。

挽き物轆轤山中技術研修所に学ぶ女子3人組HINAの塚田さん、堆朱さん、服部さんの作品です。木を削って漆で仕上げる昔から続く伝統工芸品です。地味でしかも、それほどお金にはなりにくい轆轤師の仕事を選んだこの若い娘たち、今回まだ修業中ですが、ステージに上げてあげたいと思いました。売場にも立つようです。直向きに準備を続けている彼女たち、応援してください。3人でやっと一人分の作品数です。きらっと光る何かがあれば、と願います。

そんなこんな、残りの作家たちの紹介は次の機会に・・・。お近くの方、ぜひ相模原伊勢丹の5階特選和食器サロンです。

私は24・25日会場に居ります。

 

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