ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

明けましておめでとうございます。

2015年のお正月は、雪、雪、雪で明けました。皆様の所はいかがでしょうか?

今年は未年、羊は古代から人間とのかかわりの深い動物です。従順で温和な性質の動物で、その毛は暖かく寒さから人を守り、乳や肉は人の生命を支える大事な食料です。いけにえとして神に捧げられてきた聖なる動物でもありました。新約聖書でもイエスを「見よ、神の子羊」とも譬えていますし、迷える子羊とは、迷い悩める人類、他ならぬ私たち、を指してもいます。亡くなった私の父も未年生まれ、戦後の混乱期を黙々と私たち家族のために働き、全力で守り育ててくれました。いつも自分の楽しみは後回し、静かに私たちや孫たちを見守ってくれていました。イメージとしては、まぎれもなく羊です。羊といえばコッツウォルズの羊が思い出されます。この夏の旅の思い出です。イギリスの羊毛産業を支え、鉄道の発達とともに産業革命に寄与してきた牧羊は今でもイギリスの田園風景の中にしっかりと健在でした。長閑な広々とした牧場と羊たちをみてください。コッツウォルズのフットパスはこのように牧場の中を歩くようになっています。多分誰かの私有地でしょう。そして少々不謹慎ですが、羊肉の美味しさ、ホステルでステーキにして食べた美味しさは言葉に尽くせないものでした。羊はごちそうなのです。

一面の銀世界はいかにも新しい年の初めにふさわしいものです。雪に埋もれて、毎日のんびりと過ごしています。雪遊びに興じる子供たちの姿をご覧ください。大雪が降るとよほどの用事がない限り外出も控えるからでしょうか、車の通行量も少なく静かです。空地はまるでスキー場のよう、一面の銀世界です。手も足も冷たいのですが、喜んで遊んでいる孫の姿に、じじばばも嬉しくなってしまいます。

雪の降る道を歩いて本家まで新年のご挨拶に向います。

力を合わせて、雪だるまの完成です。子供たちも大人も(笑い)大喜び!! 雪国の暮らし、いいとこどり。

そうして、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Scroll Up