ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

今日から3月、春です。北陸新幹線です。

お雛飾り尽くし 相模原出張時に足を伸ばして出かけた東京ホテルオークラ、オークラ別館、品川プリンホテル いずれも桃の花がゴージャスに飾ってありました。華やかに日本の文化を伝えてくれるお雛飾り、いつもは近くのホテルロビーにお貸ししているのですが、今年は我が家も飾りました!!昨年秋に孫娘が誕生し、新しいプレートを夫(爺さん)が作りました。初節句ですもの。

こうして見ると大倉家の由緒ある雛人形もわが家の35年前の雛飾りも皆同じに見えますね。我が娘や孫娘の幸せを願うという親心の形と思えば、飾り付けの大変さ、後片付けのしんどさも我慢せねばなりません。今や母親となった次女が娘のために飾り付けをしましたが「小物が多くて大変だわ」と、やってみなければわからない、新旧交代の行事でした。

もう春です、そこかしこで春を実感した東京でしたが、写真で綴ってみますね。

姉と妹と訪れた武相荘(白洲次郎・正子邸)の椿と紅梅。

サヨリの握りと、筍の炊いたん、菜の花。 春そのものを頂く幸せ。筍は熊本産。産地は少しずつ北へ移動し、北陸物が出回るのは5月ごろと。さきがけのお味です。

千葉の大蛤 いずれも新百合ケ丘のお寿司屋さんで。御出汁の加減も火の通り具合も完璧、海のエキスをいただくような、例えようもない美味しさで、これ以上の口福はありません。

今年も咲いていました。品川荏原神社の寒緋桜です。昨年と同時期の上京でした。鮮やかな緋色、これもさきがけの桜、凄い存在感です。

相模原伊勢丹の催事です。

これが私たちのお雛様、道場八重さんの力作、お雛様が陶箱になっています。後ろの屏風も色絵の陶板です。小さくてよく見えませんが、愛らしい子供の表情が何とも言えず、たくさんの方々が足を止め見ておられました。

さて3月14日に開業の北陸新幹線です。電車マニアの4歳の孫は、毎朝「あと何日」と新幹線開業までの日を数えています。そこで上京のついでに、覗いてきました。新幹線効果を見込んで金沢市がオープンしたアンテナショップ『銀座の金沢』です。銀座通りの真ん中キラリとぎんざビルの6階、石川の食材を使ったレストランと、工芸品が少しだけ並んでいます。少しだけと書いたのは、沢山さんの工芸作家がいる金沢からすれば到底並べきれないスペースだからです。この先良い作家をいいものを確実に届けて行ってほしいと強く思うからです。これは有楽町駅前の石川県のアンテナショップ『いしかわ百万石物語・江戸本店』でも同感でした。せっかくの東京一等地です。工芸を扱う仕事をしている身としての切実な願いです。食への関心は異常というくらい強い現代ですが、同じように人の手の仕事として工芸への関心をもっと抱いてもらいたいなと、しみじみ思います。このふたつのアンテナショップがそういう役割を果たしてくれれば、言うことありません。ぜひ足をお運びください。さっそくこの3月、新幹線に乗って東京に住む姪の家族が遊びに来ます。私も次の出張はぜひ乗ってみたいと思っています。仙台への帰省も北陸・東北両新幹線を乗り継いで行くこともできますね。選択肢が多いのは有難いことですが、考えてみるとそんなに出る機会はないのでした。

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