夏到来・・・ギャラリー萩の庭通信
2012年7月23日
すでに猛暑と豪雨でくたくたの日々ですが、お元気でお過ごしでしょうか?暑中お見舞い申し上げます。
湿度の高い北陸の夏は、草叢もすでにジャングル状態で、横着ものの私の庭も畑も何もかも緑で覆われています。手入れが行き届いていないのに毎年必ず実りをもたらしてくれているのが2本のブルーベリーです。健気です。種類が違うので一本はすでに収穫を終えています。順番に濃い紫色になったら摘み取ります。ひとまず冷凍庫に入れておき貯まったらガラスの鍋でグラニュー糖で煮詰めます。レモンの汁や、今年はシェリー酢を入れてみました。甘味は控えめですが、とってもおいしいジャムです。すでに2歳の孫のために大きい瓶で2個、我が家用に小瓶で2個出来上がっています。
こちらのブルーベリーはまだ熟していないのです。多分8月半ばから順番に色付いてくるはずですがその頃私はこの庭にはいません。2歳の孫に弟が誕生する予定で、その手伝いで大阪に行っています。夫に頼んで収穫と冷凍保存とをしてもらわねばなりません。心残りですが、仕方がありません。昨年豊作だったクラブアップルですが、今年はちらほら程度、ブルーベリーの隣に少し見えています。
赤い萩です。可憐な花びらですが、生命力旺盛で、花が終わったころ刈り込むと秋に再び花を咲かせてくれます。ギャラリー萩のシンボルの白萩が咲き終わったころに、もう一度楽しませてくれます。この季節水さえ絶えなければ元気なのが水草たちです。我が家の玄関先のウオーターマッシュルームがどんどん増殖中です。水を張り植えてある壺は、岩手県藤沢市の本間伸一さんの焼締です。この秋再び「東北の作家たち」展に作品を寄せてくれます。「東北の作家たち」第1期展は9月21日(金)から30日(日)まで、ギャラリー萩、柴山町のホテルアローレ、山代温泉の絵付け体験工房COCOで、第2期展はその後、橋立町の加佐ノ岬倶楽部で展示です。
このむくげは二代滝口加全先生からいただきました。神明町のご自宅のものを挿し木してくださいました。見事な白、大輪のそれは、名利にではなく、モノづくりそのものに賭けた先生そのもののような潔さで、夏の季節に咲いてくれます。。亡くなられてもう10年近くなります。今年春奥さまも亡くなられ、この花はまさに形見となってしまいました。
見上げると栗の実が、たわわです。まだまだ小さくて収穫は秋深くなってからです。30数年前亡くなった私の母は栗が好きでした。ケーキはモンブラン。母を偲んで植えたものですが、これがとても上質ないい栗でした。品種名は覚えていないのですが、イガ無し栗と書いてあったような気がしましたが、しっかりとしたイガがあって「?」と思った記憶があります。毎朝拾い集めます。昨年は甥っ子の長男が歓声を上げて栗拾いをしていました。今年は2歳の孫も一緒に栗拾い出来るかしら・・・。実のなるものの楽しみです。