ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

ご無沙汰しています

ブログは更新して何ぼのもの・・・と聞いているのですが。雑事が重なってしまって・・・・。西山英二ヨーロッパ風景画展で春のギャラリーシーズンも終わりました。秋の準備を本格的に始めます。加賀の画壇の中心的存在だった株田由雄先先生の一周忌に合わせ、孫の洋画家株田昌彦さんと日本画家の夫人との三人展を予定しています。そして三年目を迎える『東北の作家たち展』。企画の段階でいろんな夢が広がっていきます。

さて写真はこの五月と六月の我が家のハイライト。5月の連休のはじめに白山スーパー林道の山開きに合わせて営業再開の中宮温泉にしやま旅館に行きました。それから温泉行に少々嵌りました。母の法事での仙台行きを、東北の秘湯巡りということにして4泊5日は温泉の旅と相成りました。1日目会津若松の東山温泉、実家に泊まった2日目は秋保温泉、3泊目姉夫婦妹夫婦と一緒に泊まったのは、栗駒山の山麓秋田の大湯温泉阿部旅館、4泊目は福島市高湯温泉。いずれもお湯は甲乙つけがたく、いずこもかけ流しの豊富なお湯でした。

会津東山温泉渓谷の上に立つ古びた旅館の部屋からの景色。中央下の白い花は樹齢200年の白いつつじの花、爽やかで力強い白でした。鶴ヶ城の庭にも白いつつじが咲き、実家の庭にも亡くなった父が手入れしていた白いつつじが満開でした。東北のつつじは白が多いように思います。実家から枝をもらって、ただいま挿し木中です。

私の青春の山、栗駒山です。宮城、秋田、岩手と3県に跨っています。ブナの原生林が山裾に広がり、頂上付近はお花畑です。夏の間ホームページの表紙を飾ります。

小安峡の大噴湯が奇観で、皆瀬川の流れが温泉という大湯温泉です。峡谷のあまりの深さに橋の上でくらくらとしてしまいました。右側が阿部旅館全容です。建物の左端が露天風呂です。ちなみに川原も温泉です。97度ものお湯が自噴している、凄い温泉なのです。

6月1日母の命日。いつも永平寺にお参りに来ます。父と母の遺骨を分骨して、お納めしています。参道のもみじの美しさはいつ来ても変わりません。今年から社会人になった次男も一緒に参りました。

雨の旧九谷村。古九谷の窯跡の前で古に思いを馳せます。Aゼミで若い作家たちと一緒に半日研修(?)です。どこに出かけても日本の緑は美しい。柔らかで優しい木々は、日本の精神風土の象徴だと思われてなりません。いろんな場面で山の木々に向かうとしみじみと嬉しくなります。夫の故郷である九谷村もいつ来ても美しい。いい国に生まれた、有難いことだとしみじみ思います。

もうすぐ夏本番、暑中お見舞い申し上げます。ギャラリー萩は秋まで、お休みです。

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