ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

ニューヨーク Microscopic Craft from KAGA

陶芸家竹内瑠璃さん、山中挽物・漆作家田中瑛子さんニューヨークでのふたり展です。加賀の工芸をニューヨークで紹介し始めてから今年で4回目です。この数か月渾身の力で作り上げた作品それぞれ70点余り・・・『わぉー』というニューヨークのファンの声が聞こえて来そうです。Sara Japanese Pottery成功を信じて、今回は日本から応援です。

ここ日本でも、金沢でも頑張っている作家たちがたくさんいます。その一人森岡希世子さんの創作現場です。左側は今年春から金沢美大の大学院で再び学び始めた、大学の轆轤場です。右は大学近くに借りている工房です。小さなアパートの1階多分本来はガレージ部分だと思いますが、きちんと整理された空間です。美味しいコーヒーをいただきました・・・。女性が一生の仕事としてものづくりを選択するということ、瑠璃さん、森岡さん、瑛子さんの姿を見ているとしみじみと考えさせられます。私は彼女たちの応援団、一昔前ならもしかして私も選択したかもしれない生き方を颯爽としている姿に憧れてもいます。この3人には暮れからお正月、東京西新宿の京王プラザホテルロビーギャラリーで加賀の工芸展に出品していただきます。ところでこれは森岡さんと一緒にいただいた蕎麦ランチです。

兼六元町の「徳川」 これはおろし蕎麦、塩出汁で。これにデザートもつきます!

そうして県立美術館では第60回伝統工芸展が開かれています。今回は加賀市の中島武仁さんが見事総裁賞を獲りました。模索しながらの日々を少しだけですが知っているので、この受賞は本当に嬉しいことでした。今や工芸会の寵児になってしまいましたが、直向きで一途ないい青年です。会場で作品に向かいましたが、新鮮な美しさ、従来の挽き物から飛び出して、一つの世界を作り出しています。(右側のカタログの表紙が武仁さんの栃造器です)おめでとう、会場で本人に声をかけ、お父上にもお祝いを言うことが出来ました。おそらく師匠でもあるこのお父上が誰よりも嬉しかったに違いありません。初日でしたが、駐車場は満杯の人気、まだ少し早めですが兼六の森の中もうっすらと色付き始めたようです。

台風も遠くに進路を変えたよう・・・ホッとしています。

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