秋も深まり、萩の季節も終わります
2014年10月26日
10月も後半に入りました。ここ2・3日はいい天気が続いています。公園の木々が紅葉を始めていますが、我が家の庭は遅いようですね。それでも裏庭はこんな感じになっています。手前の緑は栗の葉っぱ、黄色く色づいているのは胡桃の木、奥に赤く輝いているのはハナミズキです。木々を植えると可愛いお客様が訪ねてくれます。ギャラリーのデッキのジューンベリーの木の枝にもほら。たぶんジョウビタキです。
ここにも鳥が・・・15年前長女の留学先バンクーバーを訪れたとき、ビクトリア島のスークの街で買ったガーデンバード、今でも律義に木のお守をしてくれています。
小さな畑に、からし菜とルッコラ。この冬のビタミン剤です。
数珠玉やむらさきしのぶが実り、萩の下には野菊も。
さて小松市の町屋で若いご夫婦が九谷焼の工房を開きます。ものづくりに携わることは、しかもそれが伝統工芸であると尚のこと相当の覚悟がいります。ものを作る人たちを応援したいと始めたギャラリーでしたが、いつの間にか18年が経ち、私もそして作家さんたちも年を取ってきました。若い方々をどのように応援して行ったらいいのか私の課題です。麓華洞と名付けられた工房の前に、二人の人生の出発を祈るかのように、赤いバラの花が1輪咲いています。
河島洋・万璃ふたり展、たくさんの方に来ていただきました。洋さん・万璃さんとの会話楽しかったですね。万璃さんに42年ぶりという高校の同級生が訪ねて下さったり、ギャラリーは連日おしゃべりの花が咲いていました。洋さんのオリジナル曲≪お日様≫の弾き語りもしみじみといいものでした。地元での個展の醍醐味は、こうして作家さんたちの人生が訪ねくる人を介して見えてくることだと改めて思いました。小さな町の小さなギャラリーの存在価値は、こんなところにあるのでしょうか。有難うございました。ささやかな宴の跡・・・。