ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

この秋の、いろいろ

東北の作家たち展Ⅴ、終了しました。3・11から4年が経ち、その後続いた様々な災害のことも、他人ごとではないと思いながら、当事者じゃない気楽さでついついいい加減な毎日を送ってしまっています。そんな私自身への戒めとしても、来年も続けて行かねばと思わされています。何より楽しみなのは年ごとに工夫を凝らして新作を出してくださる東北の作家さんたちの作家魂に触れることができることです。今年も本当にいいものがたくさん出てきました。来年も、来ていただきましょう。

秋といえば、芸術・文化の秋、スポーツの秋、お祝い事の秋、食欲の秋・・・・いろいろですがここ一週間の出来事をフォトエッセイ風にまとめてみます。めちゃ(孫たちの口調で)忙しい毎日でした。

10月2日、金沢の中村記念美術館の旧中村邸で開かれた「モノあそびコトあそび」多田けい子 お茶のひととき茶箱展のこと。多田けい子さんという茶箱作家が金沢にいます。お茶のお道具を様々に取り合わせ、ひとつの箱に納めて、それでお茶を愉しむ優雅な遊びとでも言いましょうか。お道具のひとつひとつが手作りの仕覆に包まれて、そう、お出かけ着を纏って茶箱と一緒にお出かけをするのです。着いたところで、ひとつひとつ箱から出します。時代ものの錫の急須、現代作家の茶碗や茶入れ、自作という茶筅筒etcと、出てくるごとに小さな歓声が上がります。そうしてそれらのお道具を使っていただくお茶の美味。遠い昔のおままごとを思わせられる懐かしくも麗しいひと時がそこに生まれます。多田けい子さんの繊細な針仕事を支えている小気味いい美意識で誂えた様々な仕覆の素晴らしいこと。お点前もまるで舞台を観ているような劇的なものであったけれども、12か月のそれぞれの茶箱の設えがまさにひとつの物語でした。こういうこと、こういうものを文化的というのでしょう。豊かな時間を過ごした満足感でいっぱいでした。

お正月から、春、夏までの茶箱の数々。並んでいるすべての器がひとつの箱に収まります。フラッシュがたけず、秋から冬の分は写りが良くなくご紹介できません。何とか写った写真がこの4枚だけ、ここにはありませんが、2月の「寒詫び」の設えなど、G-Wingの中西さんのお花と併せて、背中がぞくぞくするほど素敵でした。わずか4枚ですが、どうぞご堪能ください。

今年5月に個展をしていただいた洋画家長谷川清先生のお祝いの会です。山中節に始まり、シャンソン、お琴の演奏と、華やかなパーティでした。

孫の通う三谷保育園の運動会。園児数15人の小さな保育園ですが元気いっぱい、天気にも恵まれ、私達じじばばも、参加できて楽しかった!!

1年半以上かけて取り組んだホテルリニューアルに伴う器プロジェクトも終盤、納品です。開業準備のスケールの大きさ、取り組むスタッフの若さとエネルギー、いずれにも圧倒されましたが、まずは一段落です。

検品を待つ厨房の器たち。客室の茶箱に収まったお茶セット、下の段は珈琲カップ&ソーサーが入っています。

息子の結婚式を控え、お結納返しの儀式が我が家でありました。その宴の準備にかもりを料理することに。友人からもらった何と15,45キログラムもある大かもり、分解してお隣さんや友人におすそ分けです。こういう大きなものを何とか処理すると、不思議なことに勢いづいてさあ、やるぞという気分になるから不思議です。若いころは10人20人のパーティの支度などそんなに苦にならずにこなしていたものですが、60を過ぎてからはだいぶしんどくなってしまいました。それでも我が家流のおもてなしの心を、我が家の一員になってくれたお嫁さんに伝えたくて、夫も私も我が家でのお食事会を開こうと思ったのです。

孫たちも加わっての賑やかな宴は、和気あいあい、縁で結ばれるようになった二人とその家族のお腹が満腹になるまで続きました。明るく華やかな器選びで、とにかく賑やかなテーブルです。式は11月初めの日。何となく落ち着かない日が続いています。家族が増える喜び、縁が拡がる喜び、この秋のビックニュースです。

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