ギャラリー萩

台風の影響で、昨晩から雨、雨、雨・・・。

2011年9月21日

台風の影響で、昨晩から雨、雨、雨・・・。
気温も肌寒いくらいです。
それにもかかわらずお客様が訪ねてくださいます。

なんと朝一番で、東京から思いがけない方が来てくださいました。
九谷焼美術館を設計してくれた「象設計集団」のスタッフのYさんが、
お母様とご一緒に。
富山から電車で着いてキャンバスで美術館まで、そこから歩いてとのこと。
世田谷の桜新町のお菓子をお土産に、雨の中を。

台風といえばこの14年間で大きな台風が3回、ギャラリー萩を襲いました。
風の通り道にあるためでしょうか、横風で水がギャラリー内にどんどん浸水してきます。
過去3回のうち2回は針谷絹代さんの個展の時でした。
大嵐の中で「私たちって嵐を呼ぶ女かしら・・・」などと笑いあい、
2回目には心底本当にそう思いました。

3回目は染色家の大野圭子さんの個展の時、夜中のことでした。
やはり女性・・です。
雨台風で、夜中にバケツや盥を持ってギャラリー中を走り回りました。
タペストリーや、暖簾、水に濡れたら大変と、大きなビニール袋で覆って守りました。
今思うと面白い思い出です。

さて今回はマスコミも注目してくれました。
新聞の掲載も大きかったようですし、MROテレビやラジオのニュースでも取り上げていただきました。

中日新聞(2011.9.17)

北國新聞(2011.9.17)

読売新聞(2011.9.18)

残念なのは新しいPCでのデジタル録画が失敗したこと、
というより初めから操作がわかっていなかったようで、がっくりきています。

本間文江さんの猫火鉢、この猫さんは輪積みでできています。
一匹一匹丁寧に作られています。
内側も芸術的です。均一の程よい厚み、生きたねこが座っているかのような存在感。
彫刻でも難しいものを、積み上げていく仕事の見事さに、圧倒されています。
今日この台風の中、この猫に会うためにだけ、お二人の訪問者がありました・・・。

雨でお客様が少ない日は、その分ゆっくりと語り合ったりできるので
案外といい時間が過ぎていきます。