台風襲来
2011年9月22日
ギャラリー萩の暖簾もこんな状態です。
雨と風、でもオープンしてお客様を待っています。
これも今回の象徴的作品群です。
岩手県大船渡市の千葉元仁(チバマサヒト)さんの作品です。
若々しく爽やかなな唐津焼です…が、この5点しか彼の手元にはありません。
2年がかりで築いた登り窯が、あの3・11震災で崩れ去ってしまったのです。
初窯炊き用にと作りためていた生地もほとんどが割れてしまいました。
『少し時間はかかるとは思いますが、新たに窯を築き、
いつの日か心を揺さぶる作品を作れるよう精進したいと思います。』
ギャラリー萩の一角で静かに存在感を示してくれています。
仙台生まれの中村彩子さんの漆の小箱です。
金色は真鍮粉、銀色は錫粉、黒色はもみ殻の炭粉です。
素地は栃の木。
都会的なおしゃれな漆です。
青森と仙台を行き来しながら、制作活動をしています。
福島県二本松市の庄司人志さんの作品です。
琴星窯(きんせいがま)、美しい名前です。
原発事故という重たい荷物を抱えてひたむきに頑張っておいでです。
右手前の抹茶碗、濃く深いブルーが美しい碗です。
来月の第二期(橋立町加佐ノ岬倶楽部・10月1日~10日)にあわせて
ご家族で加賀に来られます。
放射能の心配のないところで伸び伸びと子供たちを遊ばせたい・・・と。
橋立町のMさん、ホテルアローレさんのご厚意で
実現します。ありがとうございます。