夕日に祈りを込めて
2011年10月10日
「東北の作家たち」展、今日10日、終了です。
加佐ノ岬倶楽部の宮本さんには、たくさんの作家さんたちやご家族を
暖かく迎えていただきました。
アローレさんは子供さんたちに楽しい思い出をいっぱい作ってくださいました。
本当にありがとうございました。
7日に3度目めの加賀に来てくれた(事前打ち合わせも入れると4回)仙台の斉藤さん。
「杜の未来舎」はこうやって東北の作家さんたちを応援しています。
頭が下がります。
8日には福島の陶芸家庄司人志さんご一家、9日には仙台のガラス作家村山耕二さん。
皆さんギャラリー萩を訪ねてくださいました。
作家さんたちの顔、ご家族の姿、いずれも天下一品です。
物を作って生きていく姿が、潔いのです。
そんなある日の夕方、大聖寺川に静かに夕日が沈んでいく風景に出合いました。
この先は北前船船主の村瀬越、そして塩屋港、日本海です。
日本中こうやって穏やかな夕暮れを迎えているのでしょうか・・・
寒い冬を迎えようとしている東北の被災地に向けて
ただ祈るばかりのひと時でした。
何が、できるのだろう・・・。せめて祈りだけでもと。
そうして私は今日の夕方、ニューヨークへ向かいます。
若い九谷焼作家や木地師たちとのグループ展です。
「加賀のお茶」お茶会をメインに、爽やかなお道具たちを揃えました。
ニューヨークがどのように受け止めてくれるか。
これもまた、祈りです。