ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

山本長左セレクション「集うお正月、愉しむお正月」

田島昭夫展も終盤です。
さてこれが終わると私は次の仕事です。


この春相模原伊勢丹三越で好評だった企画「山本長左セレクト展」第2弾のお手伝いです。
金沢駅近くの九谷焼の老舗「黒龍堂」さんの社長さんと組んで
なんと骨董のいいものと長左さんの作品との出会い展です。
この春もため息の出るような逸品が並べられました。
( http://www.kokuryudo.com/archives/2011/09/post_77.php
黒龍堂さんは現代九谷焼だけではなく実は骨董の蒐集家でもあるのです。

「下口さん~また手伝ってくんない」とのお誘いに乗って15日羽田に向かいます。
加賀の山野草を抱えて、花の活け込みがメインです。(お花は全くの素人なのですが)
先日、初代松本佐吉や、須田青華の花入れを抱えて
黒龍堂さんと長左さんが訪ねてくださいました。
集められた器の素晴らしさ・・・に呆然としてしまいました。
どんなものもそのまま投げ入れればそれで決まりといった、、凄い器です。
器任せの自然体でいこうと、密かにそう決心しました。それしかないです・・・もう。

そうして嬉しいことにこの展示会は、若い作家さん枠を作ってくれているのです。
長左セレクトの深い意味です。その一部分を私が担当させていただいています。
面白いもの、他にないもの、まだ知られていないもの
そんな感じのものを集めてほしいとのことなのですが、今回は
女性新人二人と、超ベテランおひとりとを紹介させていただくことにしました。


九谷焼美術館2階の茶房古九谷でオープン当時から使っているスプーンを
作っている木下輝夫さん。この10年間、毎年30本ずつきちんと手入れをしてくださっています。
生きている限り責任を持つとの、素晴らしい作家さんです。
「集い」というテーマにふさわしい、大きな取り分けスプーンを見ていただきたいと思っています。

栃の色と文様をそのまま生かした大きなボウル、九頭竜川の奥で工房を構え制作している小島尚さんの作です。
加賀市山中温泉の挽き物轆轤研修所を卒業し独立した女性轆轤師です。


福井県の金津創作の森のガラス工房で学んだ市川晶子さんの丁寧な仕上げのガラスです。
冬の集まりの場に欠かせないグラス類や、可愛い小物達を出してもらう予定です。
昨年結婚した旦那様もガラス作家です。

そんなこんな、今月16日から21日まで相模原伊勢丹三越6階のアートギャラリーです。
お近くの方、ぜひ足をお運びください。

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