ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

東北の作家たち展第1期終了 次は加佐ノ岬倶楽部へ

台風がやってきました。雨の日曜日東北の作家たち展の最終日です。過ぎてしまうとあっという間の日々です。この1年ひたすら制作に励んでこられた日々が偲ばれる作品群でした。作家魂が復興の日々を支えてきたのでしょう。新聞やテレビで知って訪ねてくださった方も多くいらっしゃいました。

会期中、読売新聞金沢支局の岡本公樹さんからご丁寧な手紙とご自身の著書をお送りいただきました。

「東北 不屈の歴史をひもとく」というこの本、ずっしりとした手ごたえが感じられます。岡本さんは横浜で生まれ育ち東京の大学を出たのち読売新聞社に入社、初任地が福島でした。そこで結婚し本籍を福島に移されたそうです。東北生まれのお子様もふたり。東北を愛する思いは震災を経てなお強くなられました。この本はそういう思いの中で生まれてきたようです。印税の全ては東北の文化財レスキュー活動などの復興活動にご寄附なさると記されていました。

ギャラリー萩で人気だった村山耕二さんのガラスの灯です。左は、古代ペルシャのガラス、白瑠璃の灯りです。闇の中でシャンパン色の気泡が幻想的です。右は、サハラ砂漠の砂を熔かしたガラスです。美しい碧色。

夏が終わったと思ったら,もうすでに秋、朝夕は涼しいというより肌寒い感じ、もう薪ストーブの出番です。この夏夫が割った薪です。こうやって夏の間に乾燥させます。猛暑の夏に真冬の寒さの備えをする、人の暮らしの営みです。薪割をしているときの夫が私は一番好きです。家族を支える一家の主という気がします。庭の栗も実を付け始めました。はじけて落ちた実を毎日少しずつ拾っています。子供たちの好きな栗ご飯を、この季節たっぷりと炊いてあげられる幸せ・・・。

さて東北の作家たち展」第Ⅱ期展、いよいよ明日から橋立町の加佐ノ岬倶楽部で始まります。海風に吹かれながら、運が良ければ白山の遠景も見れる、加佐ノ岬倶楽部をお訪ね下さいね。

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