荒川展もう半分過ぎました
2017年10月4日
山中の轆轤研修所で学ぶ生徒さん達がやって来ます。今回は毎日何組かが訪れてくれます。漆の授業の先生が荒川さんだからですが、たぶん初めに来てくれた子が「いいよ、凄くいいよ。行って見てらっしゃい」と強く進めてくれているのだと思います。心を打ついい作品ばかりだということはもちろんですが、直接手で触れて、表も裏も見ることができるからでもありましょう。学ぶ、ということの基本ですが、それが自由にできるのがギャラリー展示のいいところです。もちろん荒川先生のお許しがあります。生地も自ら手掛ける荒川さんですが、如何なるものにも手抜きはありません。どれだけ見ても美しい仕事です。皆さん熱心に見ています。許可をいただいての撮影ですが、熱が入っているでしょう。
こういう若いお客様が大好きです。真面目で一生懸命、いろんなことを吸収しようとしています。私も若いころはあんなんだったのでしょうか?平日ですからでしょうか、訪ねてくれる方はそんなに多くはありません。ですが、じっくりと滞在していろんなことをおしゃべりして行ってくれます。苦労の多い木の仕事を選び取ろうとしている若い人たちが、荒川さんの仕事を通して多くを学んでくれていることが、何より嬉しいのです。ギャラリーの仕事冥利に尽きます。少しは意義のあることに関われたかなと、明るい気持ちになっています。
さて今日は中秋の満月です。加賀平野の真ん中に上ったお月さまを見ました。車の中からでしたが美しかったです。新月の頃からこの月をずいぶん待っていたような気がします。でもいざ写真に撮ろうとしたら、流れる雲に覆われてしまいました。何とか撮ってはみたものの、アップロードができませんでした。ご縁が無かったのでしょう。実物を見たのだからそれで満足と致しましょう。
10月1日の夜から薪ストーブを焚き始めました。優しい~暖かさで、心も体も満たされています。冬よやってきてもいいよ、の気分。
夜の庭に咲く白い曼珠沙華と白いムラサキシキブ、まだまだ秋のようです。