ギャラリー萩

石川県加賀市 「ギャラリー萩」のホームページです。

堀江祐夫子展へ向けて

走り出さねばなりませんが、一休みしたら少々動きが鈍くなったようです。加賀市全域に、ポスター70枚、DMカード1500枚を撒きたいのです。ハラハラ・・・とではなく、それなりに時間をかけて一軒一軒お尋ねしながら置いていただくやり方はギャラリーを始めてからずっと続けているスタイルです。勝手に私が好きなお店を中心にお願いしているのですが、ポスターを張って下さったり、DMを店内に置いていただくことはなかなかしんどことです。ご厚意そのものに甘えているのですが、本当にありがたいことだと思います。ですからその逆もできるだけして差し上げたいと思っています。ギャラリー中ポスターやらチラシなどが溢れているのはこんな理由なのです。

天気がいい日に加賀市内を車で回ります。雨が降っても回らなければならないのですが、びしょ濡れになってしまいます。加賀市内の道にはずいぶん詳しくなりました。頭の中で、ああ行ってこう行ってと段取りをしながら走っているのですが、一筆書きのように効率よく走れると気分がいいのです。こういう楽しみ方をしながら、走っています。

 DMになった写真です。祐夫子さんが大好きなものというので少しぼけているのですが採用しました。場所はブタペストのどこか、お城か美術館の中のようですが、こんな異国情緒の雰囲気にピッタリのお皿ですね。九谷焼×オリエンタルワールドというサブタイトルなのも肯けます。母親の再婚という縁で大聖寺の九谷焼の名工堀江青光氏の娘になった彼女は大好きだった絵を九谷焼きの釉で描くことになりました。堀江氏から受け継いだ伝統的な九谷の技がオリエンタルビューティとして花開いた祐夫子さんの器たちです。古の東西交流がここ大聖寺でも展開されています。

  祐夫子さんのバレエ仲間でもある画家の山崎千恵さんの絵です。友情出品としてギャラリーの壁を飾ってくれます。表装も彼女が手がけているとのことで楽しみの幅が広がって来ますね。夏には海に潜って魚を獲る人でもあり、小柄で美しい姿からは想像もできないことでした。

新しい企画が始まる度色んな世界が広がります。それぞれが人生を賭けた仕事として精一杯の作品を出してくれるのです。頑張らなくては、・・・としみじみ思います。

Scroll Up